2005年08月27日
也良崎万葉歌碑
沖つ鳥 鴨とふ船の 帰り来ば
也良の防人 早く告げこそ
万葉集
万葉の時代、北部九州には国を守るために遠く関東から派遣された防人(さきもり)が置かれていました。
ここ也良崎(やらさき)は、防人が置かれていたことが確定されている全国唯一の場所です。
万葉集には、この防人を詠んだ歌が多く載せられています。
この歌は「筑前国(つくしのみちのくに)の志賀の白水郎(しかのあま)の歌十首」の中の一首で、山上憶良(やまのうえのおくら)の作とも言われています。
「也良の防人よ、私の夫の荒雄(あらお)の船が無事に帰ってきたならば、早く教えて下さい」と船出して帰らぬ人となった夫を恋い慕う妻子の悲しみが詠まれています。
万葉集:現在残っている最も古い歌集で、20巻あります。仁徳天皇皇后の歌といわれるものから淳仁天皇時代の歌(759年)までの約350年間の長歌・短歌・旋頭歌・仏足石歌体歌・連歌、合わせて約4,500首と漢文の詩・書翰(しょかん)などです。東歌・防人歌などがあります。
(西区役所)
投稿者 shinyayamada : 2005年08月27日 23:11